チェコビーズとは?色や種類・産地の違いを紹介

ハンドメイド・DIY

突然ですが「チェコビーズ」って知ってますか?

手芸やアクセサリー作りが好きな人なら知っているかもしれませんね。

私自身、アクセサリーを作ることが好きなのですが、特にチェコビーズにひかれます(^^)

今日は、種類が豊富で素敵なチェコビーズについてまとめてみたいと思います! 
 

 


 

チェコビーズの産地

チェコビーズは、その名の通り「チェコ共和国」で作られたビーズのことです。

中央ヨーロッパの共和制国家。首都はプラハ。国土は東西に長い六角形をしており、北にはポーランド、東はスロバキア、南はオーストリア、西はドイツと国境を接する。(Wikipediaより引用)

日本の五分の一の大きさしかなく、四季があるようです。世界遺産なども多く文化に富み、またビールも有名ですね。

日本からの直行便は出ていないようですが、13時間ほどのフライトで到着するようです。
 

チェコビーズの歴史

14世紀に神聖ローマ帝国の首都となったプラハ。16世紀頃にかけて文化都市として発展したそうです。

その頃、ボヘミア地方(現在のチェコ中西部)で作られ始めたガラス工芸品がチェコビーズになります。

13世紀のヴェネチアンガラスがルーツと言われ、ヴェネチアンガラス職人がこの地方にわたってきて、高い技能や加工術が発達し、また木材や川などが豊かな地域なので動力として機会を動かすのに適した地域でもあったようです。

また、チェコ北部にある「ヤブロネッツ・ナド・二ソワ」という場所がチェコビーズの生まれたところで、チェコビーズ製造会社や工場がたくさんあるようです。

そんなチェコで作られるチェコビーズ。

さっそくどんなものがあるか見ていきましょう!
 


 

チェコビーズの種類/ファイヤーポリッシュ

日本ではチェコビーズの代表格ともいえるファイヤーポリッシュ(firepolish)。

fire(ファイヤー・ファイア)=「火」 で polish(ポリッシュ)=「磨く」。

”FP”と表記されることもあります。

機械でカットしたグラスビーズを高熱に当て、表面を溶かして艶出し仕上げをしたものになります。火炎研磨ともいうそうです。

一般的な形では3mm~12mmが流通しているようですね。

また、多面カット、しずくカット、ボタンカットなどもファイヤーポリッシュの一種です。

ファイヤーポリッシュ

 

 ↓ ファイアポリッシュのおススメのショップ

 

チェコビーズの種類/テーブルカット

表裏が平らにカットされたビーズで、様々な形があります。

プレス成型の後、泥のようなものでコーティングし焼き付けて定着、両面を順番に研磨…と大変手の込んだ作りですね!

研磨時の力加減や、ガラスのカラー、コーティングの組み合わせで様々表情ができあがるとのこと♪機械だではなく熟練された職人さんがいてこその作品になりますね。

テーブルカット

 

 ↓ チェコビーズ・テーブルカットのおススメのショップ

 

チェコビーズの種類/マシンカット

その名の通り、機械でカットされたビーズのことです。

鋭角でシャープなカット法で、小さいほど技術的に難しいようです。

スリーカットビーズと呼ばれるものもこれにあたりますね。

柔らかいイメージのファイヤーポリッシュとは違い、シャキッとしたイメージです。
 

チェコビーズの種類/プレス

こちらも名前の通り、型に入れてプレス成型されたビーズのことです。

こちらも様々な形がありますが、お花や葉っぱなどは見かけたことがあるのではないでしょうか?

ラウンド(丸形)ビーズもプレスビーズになります。

チェコプレス

 

チェコビーズの種類/チェコガラス(グラス)パール

チェコビーズにパール調の塗装をしたものがチェコガラスビーズです。

塗装はチェコで行われるものと、日本で行われるものがあるようです。

糸にビーズを通したまま塗装されることが多いので、ビーズ穴付近の「バリ」と呼ばれる塗装残りを目打ちなどできれいにしてから使うのが一般的です。

チェコパール

 

チェコビーズの種類/ボヘミアンビーズ

ボヘミア=チェコ共和国の中西部。

チェコビーズのことを「ボヘミアンビーズ」ともいうようです(^^)

ボヘミアンシードビーズ

 ボヘミアンビーズは、大手アクセサリーパーツショップの「パーツクラブ」でも購入できます。
 

チェコビーズの種類/<番外編>チェコラインストーン

チェコビーズとともによく使われるチェコラインストーン(チェコガラスストーン、チェコガラスビジュー)。

ラインストーンのラインとは「rhinestone」と書き、線を意味する「line」とは異なります。元々はダイヤモンドの代わりにライン川で拾った水晶を指していたとのこと。

チェコの巧みな技を用いて作られたものがチェコラインストーンになります。

裏面がフラットで貼り付けに使用されるものと、裏が尖ったファセット(切子面)があります。ファセットは専用の枠にはめて使うことが多いです。

 

チェコビーズについてのまとめ

いかがでしたでしょうか?

知れば知るほど奥が深い…というか、もっと知りたくなってきました!

そして行ってみたい(≧▽≦)

ビーズの世界ではスワロフスキーも有名ですが、素朴で日常生活で身に着けていてもほっとする感じのチェコビーズ、やっぱり好きです。

産地や歴史、制作過程について知ると、一粒のビーズに対する思いも変わってきますね。

ぜひ、素敵なチェコビーズを見つけてオリジナルアクセサリーなど作ってみてくださいね!
 

 ↓ こちらのお店も、おススメ

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 

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