暑い夏も快適! 手作り布マスクに最適な生地と相性の良い糸の紹介

ハンドメイド・DIY

こんにちは!

コロナウィルス…3月の時点ではこんなにも大変なことになるとは思いも寄らず…。

マスクが手に入らない日が来るなんて、想像もつきませんでした(>_<)

 

今では緊急事態宣言も解除され、外に出る機会が増えましたね~。

そして、気が付きました。

  • 足りていたはずのマスクが足りない!
  • 3月に作ったマスクでは暑い…

ということで、

「暑い夏も快適! 手作り布マスクに最適な生地と相性の良い糸の紹介」

をしていきたいと思います♪

 

夏の定番マスク生地/麻(リネン)

夏のマスク素材、と聞いて一番に思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?

麻は通気・速乾性に優れ、夏にはピッタリといえます。

日本で出回っている「麻100%」の「麻」にはリネンとラミーの2種類ありますが、マスクに使う麻生地を選ぶ場合にはリネンの方がなめらかでチクチクしないようです。リネンダブルガーゼというものもありますので、裏生地(口元に当たる方)に良さそうです。

最近ではラミーも加工の仕方により”チクチクしない”と書かれているものもあるようですので、確認してから選ぶのがおすすめです。

 
また、コットンリネン(綿麻)もリネン100%より柔らかく肌触りが良いのでおすすめですが、なるべく薄い生地を選ぶと暑苦しさが軽減されます。
 

麻は水分を含むと縮むという傾向にありますので、必ず水通し(断裁前に布をしばらく水に浸し、一度乾かしてから使う)をしましょう。

 

夏の定番マスク生地/高島ちぢみ

個人的に気になっていた生地です。

「滋賀県高島市で作られる伝統的な織物」とのこと。

なんと江戸時代から作られているそう!

生地を織る際に凹凸を作り、肌への接触面を減らすことでサラッとした感触で吸湿性にも優れているそうです。

高温多湿な日本の風土に適した生地といえますね!
 

夏の定番マスク生地/播州織(ばんしゅうおり)

こちらは「兵庫県西脇市を中心とした地域で生産される、先染めによる平織りが有名な織物」とのこと。

「先染め」とは糸を先に染めてから、様々な模様に織っていくことです。

色彩に富み、ショールなどにも使われるようで肌触りも素晴らしいようですね。

高品質なことから、海外のトップブランドの生地にも使われているそうです!

播州織で作られたマスクがこちらのサイトにたくさん出ていたので、組み合わせを参考にして作ってみても良いですね(^^)

参考 www.umekichi-tmo.jp

夏の定番マスク生地/リップル・サッカー

薄手で凹凸のあるリップルやサッカー生地。浴衣や甚平などで使われる生地ですね。

こちらも肌に当たる面積が小さいのでおすすめです。

リップルとサッカーの違いですが、アルカリ性の溶液を使って凹凸を出すものがリップル、糸の収縮率を活かして凹凸を出すものがサッカーになります。

夏に最適!接触冷感・涼感のマスク生地/冷感・涼感ダブルガーゼ

マスクの定番といえばダブルガーゼですが、冷感・涼感加工を施された生地もたくさん出回っています。

通常のダブルガーゼにキシリトールなど爽快感のある成分を繊維に含ませてあるようです。

夏に最適!接触冷感・涼感のマスク生地/クールマックス

最近よく目にするクールマックス。

アメリカのライクラ社(LYCRA)が開発した商品で、綿素材の5倍の速さで汗を吸収&蒸散し、いつもドライな生地!

スポーツウェアにも多く採用されている、というのも納得ですね。

速乾性にも優れていて陰干しですぐに乾くそう。お手入れも簡単とのことで気になります♪

夏に最適!接触冷感・涼感のマスク生地/アイスコットン

スイスのスポリー社が開発した特殊紡績技術を使い、天然素材である綿で接触冷感を実現した生地。

名前だけ見ると化学繊維が入っているように感じますが、綿なんですね!

生地自体が冷たいのではなく、肌から熱を奪う接触冷感素材になっているようです。
 

夏に最適!接触冷感・涼感のマスク生地/水着素材

水着やレオタードに使われる伸縮性のある生地も気になります。

耐久性、伸縮性、速乾性のある、ハイテンションニットやスパンデックスといった生地になるようです。

材質としてはナイロンやポリエステルにポリウレタンが混ざったものが多いようですね。
 

生地と糸の相性は?

マスク作りに欠かせないもう一つの材料、糸。

基本的に薄い生地には細い糸。厚手の生地には太い糸を合わせます。

糸には太さの番号が付いていて、番号が大きくなるほど細くなります。

生地番号・番手(太さ)
厚地30番(太い)
普通地60番
薄地90番(細い)

ミシンでマスクを縫う場合は、普通地用の60番(#60)で問題ないかと思います。

60番ですと100均でも手に入ります。

 

手縫いの場合は、手縫い用の糸を使いましょう!ミシン糸と手縫い糸では糸のより方(ねじり方)が異なるため、糸が途中で絡みやすくなってしまいます。

水着素材のように伸縮性のあるニット生地はニット用の糸がありますので、そちらを使いましょう。

 ※ニット素材は縫うのが難しく初心者にはおススメしません!

 

生地の色と糸の色を合わせることもお忘れなく(^^)

ミシン糸はメール便で送ることができない店舗が多いですので、お近くの100均や手芸店で買った方がお得かもしれません。

生地などとまとめて購入する場合は送料が無料になる場合もありますし、生地と糸の色の相性が記載されている店舗もありますので活用されても良いと思います。

手作り布マスクに最適な生地と相性の良い糸/まとめ

  • 薄手で通気性が良く、肌当たりの良い生地を選ぶ
  • 伸縮性のある生地は中上級者向け
  • 涼しい色合いを選ぶのもおススメ!
  • 新素材も続々出てきていますので、チェックしてみましょう
  • 初心者さんは60番の糸を使いましょう

いかがでしたか?

夏におすすめの生地、意外とたくさんありますね(^^;)

暑い季節のマスクは鬱陶しいですが、マナーとして着けることが当たり前になった今、なるべく快適なものを身に着けたいものです♪
 

マスクをしていると喉の渇きに鈍くなるといわれているので、熱中症対策に水分補給も気を付けましょう!

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